しばらくブログを更新できていませんでしたが、山にはしっかり行っています。
今回は昨年末に登った【藤原岳・冬季テント泊】の記事になります。
藤原岳は鈴鹿山脈に位置し、冬は美しい雪景色が広がる人気の山です。
今回は山頂付近で1泊して天狗岩まで足を延ばしてきました。
1. 【アクセス情報】藤原岳の登山口と駐車場
今回の登山口は大貝戸登山口(藤原岳登山口)から。
駐車場は広めですが、年末のため混雑していました。
満車であった為、少し手前にある観光駐車場に駐車しました。
駐車場の場所:上記GoogleMAP参照
アクセス:車で名古屋方面から約1時間半
公共交通機関:近鉄「西藤原駅」から徒歩10分程度
※駐車場に水洗トイレ、大貝戸登山口には靴を洗う為の水場があります。
※積雪期は道路の凍結に注意!人気の山なので除雪されていると思いますがスタッドレスタイヤ推奨です。
■観光駐車場■
2. 【登山開始】8合目付近までは雪なし!
登山を開始すると、年末とはいえ序盤はほとんど雪がなく、アイゼンなしで進めました。
7合目あたりから雪が増え始め、8合目から12本アイゼンを装着。
チェーンスパイクでも歩けるとは思いますが、積雪深めなのでアイゼンの方が良いかと思います。
■8合目の合流地点■
▶ 8合目までの道の状況
序盤は土の道ぬかるみも結構あり。
1泊装備なので重めの荷物を背負ってゆっくり歩く。
思いの他冷え込まなかった為、ソフトシェルで汗をかきました。
■7合目付近■
■8合目より上はしっかり積雪有■
軽アイゼンだと少し歩きづらいかも。
3. 【藤原岳と天狗岩】
藤原岳に到着後、まだ時間に余裕があったので天狗岩まで行くことに。
■藤原岳■
■天狗岩■
▶ 天狗岩の登山道の状況
山荘から分岐して天狗岩方面へ、トレースはきちんとあるが、登山者は少なく貸切状態。
■天狗岩からの景色■
冬の澄んだ空気のおかげで、遠くの山々までしっかり見えました。
4. 【藤原山荘でテント泊】
藤原岳山頂手間に藤原山荘があります。
今回の宿泊はテント泊でしたが、山荘の外にテントを張るスペースがあります。
▶ 藤原山荘の設備
トイレ:汲み取り式に切り替える為、冬季も使用可能
水場なし:雪を溶かして使用
夜間は冷え込みが厳しい(-5℃以下になることも)
夜、山荘内で夕食をとっていると、野生動物が山荘に侵入…
山荘内の階段手前に穴があり、そこから入り込んだようです。
食料管理はしっかりしないといけませんね。
また、山荘からトイレまでの道は斜面が凍結しており非常に危険。
スリッパやサンダルで行こうとすると滑るので、トレッキングシューズのまま行くのが無難です。
5. 【下山】年末の日の出を堪能
翌朝、美しい日の出を眺めた後、下山開始。
■日の出を見る■
道中は往復で約6時間の行程。
日帰りでも可能(軽装なら登り3時間、下り2時間半程度)
テント泊だと余裕が持てる(特に冬は日の短さを考慮)
下山後、駐車場には靴を洗える水場があるので、泥や雪を落として帰路へ。
6. 【まとめ】藤原岳は冬の登山におすすめ。
藤原岳の冬山登山は、アイゼンが必要なものの比較的安全に楽しめるコースでした。
それでは、次の記事もお楽しみに